『タイニー・ファニチャー』レナ・ダナム 上映会
6月23日(土)
|本屋ルヌガンガ
入場料:1500円 監督、脚本、主演の三役を務めたレナ・ダナムは、大ヒット海外ドラマ『GIRLS/ガールズ』の原点と言える『タイニー・ファニチャー』でSXSW映画祭グランプリを獲得。 ニュートークのど真ん中を舞台に、こじらせ女子が大学卒業後の進路に悩む姿をリアルに書き出した、次世代を担う若手女性監督の才能と可能性があふれたインディペンデント映画の最重要作です!
日時・場所
2018年6月23日 19:30 – 21:10
本屋ルヌガンガ, 日本、〒760-0050 香川県高松市亀井町11−13
イベントについて
海外ドラマ『GIRLS/ガールズ』の大ヒットや、ファッション誌ヴォーグの表紙を飾るなど、今や世界中の注目を集めるレナ・ダナム。
長編映画デビュー作である本作『タイニー・ファニチャー』では、2010年にSXSW 映画祭で『イット・フォローズ』のデヴィッド・ロバート・ミッチェル監督による『アメリカン・スリープオーバー』を抑えてグランプリに輝き、また個人としてもインディペンデント・スピリット・アワードでは最優秀初脚本賞にも選ばれ、次世代を担う映画監督・脚本家として彼女の名を一躍世界に知らしめました。ロッテン・トマトでも批評家から80パーセント近い支持を集め、さらにアメリカの代表的批評家ロジャー・イーバートからも高評価をえるなど、海外で極めて高い評価を受けています。また、レナ・ダナム自身が自らの人生を赤裸々に語ったエッセー『ありがちな女じゃない』は全米でベストセラーとなり、邦訳も出版されるなど、まさに今もっとも注目すべき若手女性クリエイターです。
「職なし、夢なし、居場所なし」。そんな主人公のニューヨーク女子をレナ・ダナム本人が、そして彼女の実際の母親であり芸術家であるローリー・シモンズが母親役を、実際の妹も妹役を演じ、さらにレナ自身の自宅を撮影に使用するなどして撮られた本作は、インディペンデント映画としても必見の一本となっています。また、後に『GIRLS/ガールズ』でレナと共演する、俳優で芸術家のジェマイマ・カークも本作に出演しており、ドラマファンにとっても注目の作品です。
『GIRLS/ガールズ』と同じく、現代を生きる20代女性の現実と感情をリアルにとらえており、国境を越えておおきな共感を呼んでいます。2018年1月27/28日に渋谷で行われた上映イベントでは、2回上映で計350人を超える動員を達成し大きな注目を集めました。
<<応援コメント>>
二十代が輝かしいなんて誰が言ったの。この映画のヒロインと同じように私の二十代は本当に暗黒だった。でもレナ・ダナムが描くと、そんな情けない日々が愛おしいものに見えてくる。彼女自身の物語を通してみんなの輝かしくない青春を肯定してくれる、レナはやっぱり天才だと思う。/山崎まどか(コラムニスト)
ニューヨーク、一見おしゃれソサエティのど真ん中にも、若者が味わう人生のままならなさや自意識の七転八倒は、やっぱり息づいてる。スタイリッシュでありながらとことん正直、突き放しすぎず甘すぎず……遅まきながら、とんだ才能をまたまた教えていただきました!/宇多丸(RHYMESTER)
もし自分に人生経験が足りなかったら未熟な自分について、他人と衝突してばかりだったらクズな自分について、将来の展望が見えないなら戸惑っている自分について語れば、それだけでちっぽけだけど人の心に突き刺さるストーリーになりえる。レナ・ダナムは「GIRLS/ガールズ」のプロトタイプでもある本作で、そう教えてくれる。 /長谷川町蔵(コラムニスト・小説家)